
設立して間もない会社が悩むことが多い、採用人材の母集団形成。「人材の募集をしていること」をたくさんの求職者に知ってもらうことはもちろん、自社にマッチした人材に応募してきてもらうことが重要です。
今回お話を伺った株式会社KONGOUも、募集をかけたときに思ったように応募が集まらないことが何よりもの課題だったと言います。しかし、それが解決してくると新たに採用人材のミスマッチという悩みも生まれてきたとのこと。
そんな同社にて、人事部長を務める中嶋菜友(なかじまなゆ)さんに、HRハッカーを導入することによって得た採用活動への効果と、採用活動でミスマッチをなくしていくために現在取り組んでいることについて伺いました。
▼抱えていた課題
・採用人材の母集団形成
・採用コストの削減
▼導入後の効果・成果
・20件/月の応募が多いときで100件/月に変化。採用募集をかければ応募がくるようになった
・1人当たりの採用コストが下がり、募集ポジションに応じて採用活動方法にメリハリをつけられるようになった

インタビュイー:株式会社KONGOU 人事部長 中嶋菜友(なかじまなゆ)さん
短期大学を卒業後、2年間のフリーター期間を経てパーソナルトレーナーとして3年半活動。2021年9月に株式会社KONGOUに入社。入社後はジムスタッフ、トレーナー、販売営業、メンテナンス業務、貿易事務等の様々な経験をし、2023年1月に現在の人事部に配属、同部門の部長に就任。
目次
課題であった母集団形成。月20件から月100件前後の応募への変化
――当初、貴社が抱えていた課題について教えてください。
最初の頃は会社の知名度がそこまでなかったために、募集をかけてもなかなか応募がこないということです。採用したいときに安定して募集がくるように母集団形成したいと感じていました。
――それが今では、コストをかけずに母集団形成ができるようになったと。HRハッカーのどのような点が良かったと感じていますか。
そうですね。今は募集を公開すれば応募がくるようになりました。良かったと感じている点はコストがかからないことと、思い立ったらすぐに使えるところです。
エージェントさんとのやり取りの場合、どうしてもスピードや工数はかかってしまうんです。求人のチェックや入稿だけでもやり取りが多くなってしまったり、応募者様とコンタクトを取るために担当者の方を挟まなければならなかったり。
その点HRハッカーは求人票の作成や編集が簡単にできますし、かかる工数が少ないため、変更をかけたいと思ったらすぐに変更できるので助かりました。
弊社のようにとりあえず早く採用をかけたい、早く面接をしたいという企業にはHRハッカーは手軽に使えるので合っていると思います。
従業員が半年で倍に。HRハッカーの使用で採用コストのかけ方にもメリハリを
――応募が増えたことで、ここ最近で従業員の方は一気に増えたのでしょうか。
2022年の夏頃までは15人くらいでしたが現在は30名前後まで増えました。特に直近の半年ほどで(取材時:2023年6月)増えて、倍になったようなイメージですね。多い月には5,6名が入社するようなこともありました。
――その一気に増えた半年間の採用活動で何か変えたことはありましたか。
私が採用に携わることになったことと、採用コンサルの会社に事務代行やコンサルに入ってもらったことですね。
入社後のオンボーディング設計も含めて依頼しましたが、主には社員育成をサポートしてもらうために入ってもらっていました。こうした取り組みを進めていくなかで「採用コンサルもできます」と提案をいただいたので、では一度試してみようと思い始めることにしたんです。
――他にも取り組んで良かったと思う施策はありますか。
部長以上のクラスの採用の場合、最初の面接・面談から代表が入るようにしたことですね。メンバークラスと違って、代表を含めたボードメンバーとの意思疎通が重要になるポジションなので最初から代表が面談した方がいいと考えました。実際にそうして良かったと思っています。
あとは同時に会社の知名度も上がっていったことも大きいですかね。
――今の採用活動の中で、HRハッカーやインビジョンのサポートが役に立っていることは何でしょうか。
HRハッカーを使って管理をしつつ、一緒に採用コストの算出のお手伝いもしていただいています。弊社の人材計画の参考になっており、とてもありがたいサポートですね。
採用コストに関しても、費用対効果の面でだいぶ助かっています。きちんと割り出してはいないのですが、採用コストがひとりあたり1、2万くらいとかなり少額なポジションもあるので、その分、他のポジションの募集にコストをかけられるようになっています。
メンバークラスの募集にはHRハッカー、マネージャークラスの募集にはスカウトやエージェントさんのように使い分けがうまくできるようになりました。
入社後のミスマッチを減らしていくために取り組んでいることとは
――母集団形成が安定してできてきた今、採用活動の中で力を入れていることは何ですか。
入社後のミスマッチをなくすことです。
応募は来るけどもそこからの採用に至るまでがまだ少なくて、求職者の方々にもう少し弊社の中身を知っていただきたいと考えています。
『フィットネス』『ベンチャー』『インフルエンサーが取り上げているジム』のような弊社に関するキーワードは、外から見たらキラキラして見えやすいのかもしれません。ただ実態は歴史の浅いスタートアップですから、かなり泥臭く仕事をしている部分もたくさんあるので、ここのミスマッチはまだありますね。
こうしたミスマッチをなくすために、面接官が質問する際に絶対に伝えておくべきことなどを記載した面接チェックリストのようなものを作成し、採用したい人のペルソナ設定をしっかり考えて面接をするようにしています。
――貴社の採用のミスマッチをなくすために、インビジョンはどのようなサポートができていますか。
サービス内容を伝える商品のホームページだけではなく、会社概要を伝えられる場がないかとご相談させてもらって、採用サイトを一緒に作らせていただいています。
弊社のジムのLPを作ってもらっているところにも相談しましたが、採用サイトは専門のところに任せた方が良いコンテンツになるのではないかというところで、インビジョンさんにお願いすることにしました。
採用サイトには、どんな人が弊社にいるのか、弊社にマッチ度が高いのはどんな人か、そしてどんな人に来てほしいかなどを分かりやすく載せていきたいと考えています。
――どのような方だとミスマッチがないと考えますか。
もちろんポジションによって求める能力は全然違うのですが、共通して言えるのは、やっぱりベンチャーマインドを持っている方ですね。何かひとつのことが120%できるよりも、複数のことが全て70%くらいできる方が合っていると思います。
また、どうしても成長中の会社は方向性が変わりやすいこともあるので、それすらも楽しめること。「いろいろな経験をさせてもらえて楽しいな」くらいに思ってくださる方だと、充実感をもって働けるのではないでしょうか。
取材協力
株式会社KONGOU
採用担当 中嶋 菜友(なかじま なゆ)さん
HP:https://www.kongou-fitness.com/company/
採用情報:https://hr-hacker.com/kongou-fitness/job-offers
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