組織力が強い企業がこぞって社内広報(インターナルコミュニケーション)を取り入れいている理由【事例あり】

リモートワークを導入する企業も増えており、出勤するのが当たり前だったころに比べて、社内でのコミュニケーションが不足していると感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで注目されているのが社内広報(インターナルコミュニケーション)です。企業理念の浸透や社内コミュニケーションの活発化など、さまざまな役割を担っています。

この記事では、社内広報やインターナルコミュニケーションはそもそもどのようなもの?というところから、目的別の社内広報コンテンツ例、企業で実際に取り入れている社内広報事例などについてまとめました。

この記事はこんな人にオススメです!
・社内広報(インターナルコミュニケーション)とは何か知りたい人
・社内でのコミュニケーションが不足していると感じている人
・企業の広報担当者

目次

社内広報(インターナルコミュニケーション)とは

社内広報とは、企業内で社員に対して行う広報活動のことをいいます。インターナルコミュニケーションや、インナーコミュニケーションともいわれます。例えば、紙社内報やWeb社内報、社内SNSや社内メールマガジン、社内ラジオも社内広報です。

部署を越えてお互いがどのような仕事をしているのか知ることで社員同士で理解が深まったり、会社が向かう先を共通認識で持つことができたりと、さまざまな役割を持ちます。

社内広報に注目し始めた会社が増えた理由

なぜ、社内広報が今注目され始めているのでしょうか?考えられる理由としては、他の社内広報に取り組んで成果を出している企業を見て「自社でも取り組んでみよう」という流れが加速しているからです。

社内広報の役割のひとつに、社員が安心して働ける環境作りがあります。会社が目指すべき方向が社長の言葉で語られたり、他の部署の社員の仕事が分かったり、会社への理解が深まることで不安が軽減されます。

また、コロナ禍においてリモートワークが普及し、必要なことのみ話す状況が増えました。今までの「出社すれば気軽に雑談ができる環境」が減り、自然な社内コミュニケーションが取りづらくなっています。その危機感から社内広報がより注目されるようにもなりました。

社内広報を実施するメリット

社内広報を実施するメリットは以下の3つです。

  1. 会社の方向性が伝わりやすくなる
  2. 社内のコミュニケーションが活発になる
  3. 社員のミスマッチが減り、定着率と生産性が上がる

ひとつずつ見ていきましょう。

会社の方向性が伝わりやすくなる

社内広報を行うことで会社の向かう先、ビジョンが浸透しやすくなります。

例えば、経営層からビジョンや経営理念に関する発信です。それも一度だけでなく、趣向を変えながら何度もメッセージを伝えてもらうと、より浸透しやすくなるでしょう。

そうすれば、社員一人ひとりがビジョン達成に向けた中長期的な目標達成のため、自身が何をすればいいのかという役割も明確になるでしょう。経営層と社員が、同じ方向を向いて走れるようになります。

社内のコミュニケーションが活発になる

社内広報とは、コミュニケーションの一環です。社内SNSやWeb社内報を活用した社内広報では気軽にコミュニケーションをとることが可能になるでしょう。

誰がどのような活躍をしているのか、違う部署にはどのような人がいるのかがわかると、会社全体に会話が生まれます。そうすることで他部署との交流が盛んになり、また新たなビジネスチャンスが生まれるようにもなるなど派生したメリットもあります。

社員の定着率と生産性が上がる

社内広報によって、社員の定着率と生産性が上がります。

社内広報が浸透し、社内での情報格差(あの人は知っているけど自分は知らない…など)がなくなれば、余計な不満や不安を感じることが無くなり居心地良く働ける…つまり定着率が高まることに繋がります。

また、大事な情報や経営者の意思が、常に社内広報によって周知されていれば、社員一人ひとりが「どう進めていくのがいいんだろう…」と判断に迷うことも少なくなります。そうすれば、全社の生産性向上にも繋がっていくでしょう。

社内広報を“しない”ことによって起こりえる影響

コストやリソースの削減のために社内広報をしない選択をする企業もありますが、非常にもったいないかもしれません。長期的な視点で見ると広報に情報が集まらずに社外への発信チャンスを逃してしまったり、広報自体の重要性を社内で理解してもらいにくくなってしまったりなど、決して小さくないネガティブを引き起こしてしまう可能性があるからです。

広報に情報が集まらず発信のチャンスを逃してしまう

広報に情報が集まらず、社外への発信にも影響を及ぼす可能性があります。社内広報を行っていると、普段から発信するネタや材料を探します。そうすることで社内だけでなく、社外への広報にも使える内容も集められます。

反対に社内広報をしないでいると、部署ごとで発信するべき大きい出来事やイベント、新商品のリリースなどがあっても広報に情報が集まりづらいことも。必要な時に募るのではなく、常日頃から情報収集できる仕組みができていれば、発信する内容に困ることは少なくなるでしょう。

社内で広報の重要性を理解してもらいにくくなってしまう

社内広報に取り組まないと、広報担当者以外の社員に「広報」の重要性を理解してもらいにくくなる可能性があります。

社内広報を行っていくためには、社員の協力が必須です。そのため、社内広報活動を行っていると自然と社員と広報担当者の関係性が構築されます。広報がどのような仕事をしているのか、何を目的に広報活動をしているのかの理解が深まりやすくなるからです。

反対に社内広報がなければ、広報がどのようなことを発信しているかすら社員は知らないことが多々あります。「これは広報に持っていくべき情報だ」と思ってもらえなかったり、広報が企業の成長にどのくらい寄与する活動なのかを理解してもらえなかったりするのは広報にとってもったいないことです。

社内広報の目的と発信内容(コンテンツ)の具体例

社内広報の目的には以下の6つがあります。

  1. 企業理念やビジョンの浸透
  2. 自社の経営情報の共有
  3. 社内のコミュニケーションの活発化や部署間の理解
  4. 社内文化・風土の醸成
  5. 社員の意識向上と企業の活性化
  6. 社員の家族や地域との関係構築

それぞれ見ていきましょう。

企業理念やビジョンの浸透

社内広報を行う目的のひとつに、企業理念やビジョンの浸透があります。なぜこの会社を作ったのか、どのようなことを成し遂げていきたい会社なのかなどの経営者や創設者の思いが社内に浸透することで、社員はこの会社で働く意義を再認識できます。

コンテンツの具体例は以下のものがあります。

  • 社長インタビュー
  • OBインタビュー
  • 経営層インタビュー
  • 社長コラム連載
  • 社長と新入社員の座談会コンテンツ
  • 提携企業の理念、特徴などの紹介
  • 経営者の考えやコラムの連載
  • 長期ビジョンをイラストやマンガで解説

自社の経営情報の共有

社内広報で、自社の経営情報を正確に伝えることも大切です。どのような考えをもとに経営方針の設定を行っているのか、自社の現状はどのような感じなのかなどを社員に理解してもらうことで、日々の業務の中の意識改革もできるでしょう。

経営情報は難しい用語や内容も多くなりやすいので、できるだけ分かりやすく図解やイラストなど、表現方法を工夫することで読まれやすくなります。

コンテンツの具体例は以下のものがあります。

  • 新事業紹介
  • 経営計画を分かりやすく解説
  • 経営層のコラム連載
  • 達成状況報告
  • 講演会やワークショップのレポート

社内のコミュニケーションの活発化や部署間の理解

社内広報を通じて部署間の理解を深めることで、社内でのコミュニケーション活発化に繋げられるでしょう。部署の中で現状取り組んでいることや課題などが分かるコンテンツであれば、部署を越えて解決策の提案ができたり、異動になったときに不安を取り除くことができたりもします。

コンテンツの具体例は以下のものがあります。

  • 社員インタビュー
  • 出向者へのインタビュー
  • 異動した人へのインタビュー
  • 各部署ごとの仕事、取組紹介
  • 新入社員紹介
  • 新製品紹介、開発レポート
  • 専門職のスキル紹介
  • 社内コミュニケーションにまつわるアンケートと結果報告

社内文化・風土の醸成

社員に対して、経営者の思いや価値観を伝えられれば企業としての統一感が生まれます。また、「自社はこういう会社である」といった価値観を理解することにより社員の愛着も生まれやすくなるでしょう。

コンテンツの具体例は以下のものがあります。

  • 経営者インタビュー
  • 現場の様子をインタビュー
  • 社員が選ぶ!おすすめの自社製品
  • ヒット商品の背景を辿る

社員の意識向上と企業の活性化

社内向けのコンテンツだからこそ、社員のリアルな声や自社独自のイベントや制度を掲載しやすいのが社内広報の特徴です。社内のメンバーがどのようなことを考えているか、どのような仕事をしているかなどを掲載することで、他の社員の意識向上に寄与する狙いがあります。

また、消費者の声や開発秘話などをコンテンツ化することで、企業全体としての士気を高めることも可能です。具体的に社員や企業全体の意識やモチベーションに関しての課題を解決できるような内容を検討していきましょう。

コンテンツの具体例は以下のものがあります。

  • 消費者やインタビュー
  • ユーザーの声まとめ
  • 各部門での取り組み紹介
  • 社員のこれまでのキャリア紹介
  • 活躍している社員の一日のスケジュール紹介
  • 他社の先進、成功事例紹介
  • 新製品、サービスの開発秘話

社員の家族や地域との関係構築

社内広報は社員や社員の家族などの関係者も主な読者です。社員が、社員の家族に自分の仕事や会社のことを説明したり知ってもらったりするために使うこともあるでしょう。

紙媒体であれば家に持ち帰った社内報が地域の人や回りまわって取引先の人が見る可能性もゼロではありません。見た人にとって、社内広報がどのような寄与の仕方ができるか、という視点を持つことで良いコンテンツが生まれるでしょう。

コンテンツの具体例は以下のものがあります。

  • 社員の仕事紹介
  • 本社の変遷を写真付きで紹介
  • 消費者が自社製品を使用している様子紹介
  • 所在地周辺のおすすめスポットや飲食店の紹介
  • CSR活動報告
  • 災害支援のレポート
  • 得意先の宣伝

社内広報の手法

社内広報は目的や特徴によって使い分け、さまざまな手法・ツールを使って行います。

  • 社内報(紙・Web)
  • 社内SNS
  • 社内ラジオ
  • 社内メルマガ

社内報(紙・Web)

社内報には紙とWebの2種類あります。紙の社内報は、業界特性上PCやスマートフォンアプリを頻繁に使わない職種の社員がいる場合に効果的です。

対してWeb社内報は、いつでもどこでもアクセスできる点が特徴です。電車での移動中や自宅でも気軽に読めるので、社員にとっても「ちょっと読んでみるか」くらいの気楽な感覚で読めます。

また、広報担当者の観点からいうと、ミスがあっても修正しやすい、更新が容易にできる、管理がしやすいなどのメリットもあります。

社内SNS

社内SNSは、社員の間で利用するビジネス用のSNSを指します。部署間を越えて気軽にコミュニケーションをとったり、投稿ができたりといったメリットがあります。チャット機能やグループ機能など、ツールによってさまざまな機能を搭載しています。

メールを撤廃して社員間でのやりとりを社内SNSに統一することで、よりスピーディに情報共有や課題解決ができるようにもなります。部署ごとではなく、プロジェクトごとや同期間でグループを作ってやりとりをすることなどもでき、社内コミュニケーションの円滑性向上が期待できます。

社内ラジオ

伝えたいことを声で届けられるラジオを社内広報の手段として使う企業もあります。ラジオは、仕事中や自宅に帰ってからの家事の最中など、手を動かしているときでも耳から情報を取り入れられます。

また、文章や写真では伝わりにくい温度感が伝わりやすいのが特徴です。

社内メルマガ

ビジネスでもメールマガジンは活用されていますが、社内広報でも効果的です。

メールマガジンで流す内容は社内でのイベントや、オフィスの工事予定、部門のサービス紹介など幅広く考えられます。テキスト形式やPDF形式など表現方法は幅広いので、工夫を凝らせばビジネスの場面で使う機会が多いメールは読んでもらいやすいといえるでしょう。開封率を見ることもできるので、数字としての目標も追いやすいです。

社内広報の事例【11選】

さまざまな手段を活用して社内広報やインナーコミュニケーションを行っている企業の事例を紹介します。他社の社内広報の目的やツールなどを、自社の課題と照らし合わせて見てみてください。

社員が幸せになることだけを考えた、サイボウズ株式会社

季節は春のお花見シーズン。サイボウズ株式会社では、社内広報活動の一環でお花見セットを全スタッフの自宅に送り、オンラインでのお花見を行っています。テレワークで不足したコミュニケーションを補う目的もあり、バーチャル背景には桜をあしらい、みんなでお花見をされたそうです。

そのほか、新入社員の歓迎会とともに、2年目の社員に対して毎年卒業式を企画するなど、節目ごとのイベントを企画しています。

参考:https://sp-thanks.com/case/431/

「社内ラジオ」を活用した株式会社オーディオストック

2020年6月30日をもってサービスが終了した音楽コンテストサービス「CREOFUGA(クレオフーガ)」を運営していた株式会社オーディオストック。

同社は、拠点を岡山と東京に置くため、社内でのコミュニケーション課題を解決するために社内ラジオを活用しています。

「Co-Writing Studio」というツールを使用して、社長や社員が音声収録を行い、日々の情報を共有しています。

ラジオで共有される内容は、仕事内容から雑談まで幅広く、いちばん発信回数が多いのは社長ラジオ。日々考えていることやこれから始める取り組みの狙いやストーリーまでを肉声で語ることで温度感が伝わりやすくなっています。

参考:https://note.com/creofuga/n/ne43a7009a13a

経営層の声を届ける社内ラジオを実践する株式会社SHIFT

企業のDXをサポートする株式会社SHIFTでは2020年5月から、従業員数の増加と在宅勤務の開始をきっかけに社内ラジオを始めました。メインパーソナリティーは、社長と役員2名。社内ゲストも呼びながら毎週金曜日のランチタイムに30分ラジオを発信しています。

自分たちが働く企業のトップが何を考え、どのような人間なのかをすべての社員に届けるため、また、コロナ禍かつ急成長企業ならではの課題を解決するため見出した手段で、「社長たちの意外な一面を知れる」「在宅でもSHIFTに所属している感覚がある」などの声が社内からあがりました。

参考:https://note.com/shift_tech/n/nd066dbfa2998

社外にも公開中!エン・ジャパンの社内報「ensoku!(エンソク)」

人材紹介サービスや求人情報メディアの運営を行うエン・ジャパン株式会社。社員たちが考えていることや自分たちの仕事などについて発信をする社内報「ensoku!(エンソク)」は、社員だけが見れるようにはしておらず、社内外問わず誰でも見れるようになっています。

「このような人たちが働いているんだ」ということも分かり、社外広報の役割も果たしています。

参考:https://www.en-soku.com/about

紙・Web・オフラインの手段を使い分ける株式会社マクロミル

マーケティングリサーチを行う株式会社マクロミル。紙媒体とWeb媒体の2つの社内報を、ターゲットとコンセプトを明確に分けて運用しています。

社員へのアンケートで、経営のメッセージや会社のビジョンが意図しているほどには伝わっていないという課題が明らかになりました。

その課題への解決策としてWeb版の社内報「NOW」では、ニュース性や速報性の高い情報も社内に伝える役割、紙媒体の社内報「ミルコミ」では、入社歴の浅い社員をコアターゲットにしたコンテンツにするなど、ターゲットとコンセプトを分けて運用しています。

参考:https://seleck.cc/1363

社内コミュニケーションを活発化する社内SNS「TUNAG」を導入したジャパネットホールディングス

テレビショッピングで誰もが知るジャパネットホールディングス。コロナをきっかけに紙の社内報を廃止し、社内SNS「TUNAG」を導入しました。

社長をはじめとする経営陣、広報室からの発信があり、それに対してコメントをつけられる仕組みになっています。社員に対する「弊社で働き続けたいか」などの20項目ほどの満足感を問うES調査を年に2回実施し、社内広報の効果を測定しています。

参考:https://www.advertimes.com/20220610/article386659/

「経団連推薦社内報 WEB社内報部門」で総合賞を受賞のカルビー株式会社

スナック菓子メーカーのカルビー株式会社。紙とWebのそれぞれの媒体の特徴を活かした社内報作りをしています。

Web社内報には、企業内だけで使われるネットワークのカルビーグループイントラネット「Loop plus Web(ループラ・ウェブ)」を駆使し、経営層による動画や文章での発信、従業員や部署の紹介、社内ニュースなどを発信しています。

参考:https://www.calbee.co.jp/newsrelease/220328.php

環境意識向上に貢献する社内広報活動を行うサントリーグループ

日本の飲料メーカーのサントリーでは、経営方針の浸透などの目的というよりは、社内の環境意識向上のために社内広報活動を行っています。

社内報「まど」、社内イントラネットの「e-まど」では、環境に関する基礎知識や事業に関わる環境関連法規、サントリーグループの環境活動や情報を掲載し、従業員の意識だけでなくその家族への啓発にも役立てています。

参考:https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/management/education/

組織力を高める社内広報活動を行うユナイテッド株式会社

DXプラットフォーム事業を展開するユナイテッド株式会社。ユナイテッド株式会社では組織力を向上するさまざまな施策を行っており、その中でも効果を発揮しているのがWeb社内報「みないと!」で、週に4,000PVを叩き出します。

事業それぞれの意義や取り組み内容、社員メンバーがそれぞれどのような仕事に取り組んでいるのかを理解することが大切で、その目的を果たすために社内広報活動を行っています。

Web社内報以外にも、オフラインでのコミュニケーション施策で「UNIGHT」という、社員の誕生日を祝うことなども行っています。

参考:https://blog.united.jp/2015/01/post_64.html

Slackを活用したコミュニケーションを行うフィードフォース

BtoB領域で企業の生産性を高めるサービスを提供する株式会社フィードフォースでは、全社員がコミュニケーションツールであるSlackを活用しています。

Slack野良チャンネルともいわれ、誰でも自由に好きな趣味や話したいことについてのチャンネルを立ち上げることができます。例えば、グルメや趣味などのチャンネルが立ち上がり、社内でのコミュニケーションが盛り上がっています。

参考:https://blog.united.jp/2015/01/post_64.html

船に乗りたい人より漕ぎたい人を集める、インビジョン株式会社

最後に紹介するのはインビジョン株式会社。毎月全社で集まる会議で会社のPL(損益計算書)まで伝え、正直で自然体な、ナチュラル経営を行っています。

それはWantedlyのストーリーでも伝わるかと思いますが、経営に当事者意識を持つことで自走できる人材を増やす仕掛けをしています。

参考:https://www.invision-inc.jp/

社内広報を一つのきっかけに、長期的な組織づくりを

社内広報は、インターナルコミュニケーションやインナーコミュニケーションともいわれ、社内に対して行う広報活動です。

社内広報活動を行ってから組織力を上げ、どんどん変化していく他の企業から学んだり、コロナ禍におけるコミュニケーション不足課題を解決するために始めようと考えたりと、さまざまな背景によって社内広報が注目されるようになりました。

実際、経営理念やビジョンが社内で浸透することにより企業として目指す方向が明確になる、社内のコミュニケーションが活発になる、自社への愛着が生まれ社員の定着率が向上するなど、社内広報にはさまざまなメリットがあります。

社員の中でも新入社員向けなのか、中堅社員向けなのかのターゲットや、達成したい目的などを明確にしたうえで、手法やコンテンツの中身などを決めて社内広報活動を行っていきましょう。

大事なのは、社長の想いと会社の方向性、ビジョンや文化を創り浸透させることです。会社ごとにその会社らしさが一番伝わる方法を取り入れてみてください。

また、社内広報が社外向けの採用広報につながるケースもあります。「採用広報とはなんぞや?」という方はこちらの記事もご覧ください。

【目的別の具体例付き】採用広報の戦略・企画の立て方について解説

採用広報も兼ねて広報にも力を入れたい方や、やってみたいけど媒体をどうするか悩んでしまう方はインビジョンまでお気軽にお問い合わせください。

さっちゃん

フリーランスのライター。
noteやSEO、メルマガ、企業アカウントの中の人など幅広い媒体、ジャンルで企画立案から執筆まで行う。地域おこし、SNSマーケティング、不動産をメインジャンルに執筆する。趣味はうまいビールを飲むこと。

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