
「Indeed(インディード)と併用できる求人検索エンジンを探している」
「スタンバイで有料掲載したいけど料金体系がわからない」
「スタンバイ・有料掲載って効果あるの?!運用事例を見たい」
という方はいらっしゃいませんか。
求人検索エンジンのIndeedで有料掲載をしている企業は多いですが、併用してスタンバイや求人ボックスなど別の求人検索エンジンを利用する企業も増えています。
本コラムではスタンバイの掲載方法や有料掲載の効果事例をまとめました。これからスタンバイで掲載をお考えの方はぜひご参照ください!
この記事はこんな人にオススメです!
・Indeed以外の求人検索エンジンを使いたい
・スタンバイについて詳しく知りたい
・スタンバイの具体的な運用方法が知りたい
スタンバイの概要・特徴

ではまず、そもそもスタンバイとは何なのか、スタンバイの特徴をご説明します!
株式会社スタンバイが運営する求人検索エンジン
スタンバイは2015年に株式会社ビズリーチによりリリースされた求人検索エンジン。専門用語では「アグリゲーションサイト」と呼ばれる種類に分けられる、WEB上の求人情報が1つにまとまったサイトのことです。
求人数も多く、2020年8月時点で1000万件以上の求人を取り扱っています。
引用元:https://stanby.co.jp/service/
現在は株式会社スタンバイが運営しています。この株式会社スタンバイは「ヤフー株式会社」や「PayPay株式会社」を子会社に持つ「Zホールディングス」と「ビズリーチ」や「HRMOS(ハーモス)」といったサービスで知られる「株式会社ビズリーチ」の合弁会社です。
また、以前はスタンバイに求人を掲載すると「Yahoo!しごと検索」にも連動して求人が掲載されていたのですが、「Yahoo!しごと検索」は既にサービス終了を迎えました。
現在はYahoo!しごとカタログ(Yahoo!JAPANが運営する企業情報のサイト)と連携しており、企業の評判など社員の口コミ情報(社員クチコミピックアップ)や企業ランキング、注目企業が見れるサービスと、求人検索エンジンのスタンバイの2軸で求職者の就職・転職を支援しています。
↑2021年12月では453万社が掲載されているようです!!
そのほか、転職エージェントランキング、おすすめ特集、しごとのお悩みQ&A、しごとの法律ガイドなどの有益情報やコラムまで掲載されており、求職者と雇用者にとって必要な情報が盛りだくさんなサイトとなっております。

▼気になる方は一度クリックしてください。
主婦(夫)、ミドル、シニア採用に強い
スタンバイの採用ターゲットとしては以下のユーザー層が多いです。「Yahoo!には主婦(夫)層や40~60代のミドル・シニア層の利用者も多いから」と考えられるからです。
実際のユーザー数を調査してみるとこのようになりました。
【年齢別・スタンバイの求人を見たユーザーが利用した検索サイト】
Yahoo | Bing | ||
18歳~24歳 | 35.8% | 62.7% | 1.6% |
25歳~34歳 | 35.8% | 62.9% | 1.3% |
35歳~44歳 | 42.1% | 56.5% | 1.4% |
45歳~54歳 | 46.3% | 51.6% | 2.2% |
55歳~64歳 | 53.6% | 42.9% | 3.5% |
65歳~ | 58.9% | 36.8% | 4.3% |
上記の表を見ると、スタンバイは40代後半・50代・60代のミドルシニア層に強いというメリットがあると予測できます。前述していますが、スタンバイに掲載された求人はYahooが提供する求人検索エンジン「Yahoo(ヤフー)しごと検索」にも掲載されるのも流入が見込める要因です。
他にもスタンバイでは、よくある求人募集の雇用形態(正社員、契約社員、新卒、インターン、アルバイト・パート、派遣社員)だけでなく、業務委託(フリーランス)やボランティア募集もできるので上記の年齢層の方もよく利用されているのではないかと考えます。
また、都会や地方を問わず全国の求人が掲載できるので、募集エリア・地域を気にせずIターン・Uターン採用にも効果を発揮しやすいでしょう!
もし、Indeedとは違うユーザー層に求人訴求をかけたい、主婦(夫)やミドル・シニア層も活躍できるような求人募集をかけたい、無料で多くの求人を掲載したい際はスタンバイを併用するのがおすすめです。
職種・地域ごとのコンテンツも!
職種や仕事内容、進路やキャリアの知識が浅い高校生や学生がスタンバイを利用した際も、使いやすくて調べやすい工夫をしてくれているのもスタンバイならではの特徴です。
スタンバイでは職種や地域ごとにさまざまなトピックが組まれています。
【職種のトピック例】

- ティッシュ配りのバイト特集
- 歯科助手になるためには
- CGデザイナーになるためには
- 管理栄養士になるためには
など。お馴染みの職種から専門職種まで幅広くトピックが組まれています。
スタンバイの職種別トピックの一覧はこちらから閲覧できます!
これらトピックが組まれている職種や地域の求人案件を載せてみるのも効果が期待できるでしょう。
スタンバイの掲載方法

スタンバイは有料掲載だけでなく無料掲載も可能です!
またスタンバイは掲載期間も無制限で公開・非公開の切り替えはいつでもOK!
そんなスタンバイへの掲載方法を3つご紹介します!
・・・と、その前に!スタンバイの掲載には掲載基準を満たしているか審査されます!まずこの審査に通るかどうかを事前に確認しましょう!
スタンバイの掲載基準・審査について
スタンバイに限らずですが、求人検索エンジンには掲載禁止事項や各法令に適合しない求人は、掲載できない場合があります。(他の求人検索エンジンや求人媒体とほぼ似たような審査基準ではありますが再確認しておきましょう!)
ただ、過去にはスタンバイの掲載ガイドラインが公開されていましたが、現在はアクセスができません。正確な掲載禁止事項は、直接お問い合わせして確認してください。
有料掲載をする際はプライバシーポリシー(個人情報保護)の設定もしくは記載が必要になるケースがあります。求職者が応募する際にプライバシーポリシーに同意しないと応募できないサイト、求人管理システム(ATS)を用意しておくか、事前にプライバシーポリシーの文章を作っておくと良いでしょう!
また、求人広告の審査は、結果が出るまで期間が必要なため、すぐには求人広告が掲載されません。急いで採用したい場合はできるだけ早く掲載できるように行動しましょう。
仕事情報を読み取ってもらう
すでに自社の採用サイトや求人サイトを持っている企業の場合、「クローリング」という手法でスタンバイに求人を掲載できます。
クローリングというのはスタンバイのロボットにすでに掲載されている求人情報を読み取ってもらい、スタンバイ用に求人を組み直し掲載してもらう方法のことです。
クローリングの場合、
- スタンバイに直接クローリングの依頼をかける
- 代理店を経由してクローリングしてもらう
いずれかの方法を選びましょう。
またスタンバイではクローリングができない場合もあります。
- 求人案件数が10件以下(人材派遣業者の場合さらに必要になる場合あり)
- 元の求人に情報が足りなかったり不備がある
クローリングをするスタンバイのロボットは独自のロジックが組まれているため、そのロジックに背く内容の求人は掲載してくれません。すでにスタンバイに掲載されている求人も後日、掲載から落とされている・・・なんてこともあります。スタンバイのクローリングのロジックは公開されているものでは無いため、確実にスタンバイに求人掲載したい場合は代理店経由での掲載をおすすめします。
そしてスタンバイはクローリングから求人情報の読み取り・掲載が始まるまで約2週間かかるため、余裕をもって依頼しましょう。
「かんたん求人作成」を利用する
「自社の採用ページや求人サイトを持っていない」、そんな方には「かんたん求人作成」の利用がおすすめです。
「かんたん求人作成」とは株式会社ビズリーチのアプリ・サービス。この「かんたん求人作成」で作成した求人はスタンバイに掲載されます。「かんたん求人作成」は基本、無料で利用可能。また、求人の作成・掲載だけではなく
- 応募者情報の管理
- 求職者へのスカウトメール送信
- 採用情報ページの作成、リンクバナーの作成
などの機能も充実。自社の採用ページ代わりに利用する方もいます。「かんたん求人作成」を利用する場合に注意したい点は
- 求人作成のガイドラインがあり、それに反する場合は求人が掲載されない
- スタンバイに有料掲載ができない
この2点です。
スタンバイに有料掲載したい、その場合はクローリングをするか後述する採用管理システムの利用をおすすめします。
スタンバイに連動した採用管理システム(ATS)を利用する
「採用管理システム(ATS)」とは求人の作成、応募者情報の管理、採用まで一括でできるシステムのことです。
インビジョンが提供する採用管理システム「HRハッカー」
採用管理システムは自社の採用ページとして利用ができるため多くの企業が取り入れています。各会社が提供する採用管理システムによってその特徴や料金は異なりますが、例えば当サイトを運営するインビジョンが提供する採用管理システム「HRハッカー」で作成した求人は
- Indeed
- 求人ボックス
- スタンバイ
- Google for jobs
- キュウサク
- Careeret(キャリアジェット)
- SimplyHired
- LinkedIn(リンクトイン)
- niftyアルバイト
- HRアドプラットフォーム
に掲載されます。そして採用管理システムを利用してスタンバイに有料掲載する場合は
「採用管理システムで求人を10件以上作成する」
↓
「その求人をクローリングしてもらう」
↓
「スタンバイに求人情報が紐付いたら有料掲載」
・・・このような流れになります。
▼HRhackerについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
ちなみにHRハッカーで求人を作成するとスタンバイの検索結果に画像が表示されます。

スタンバイの有料掲載について

実際にスタンバイの料金体系や有料掲載することで得られる効果をご紹介します!「え、意外と安くない?!お手軽に始められるじゃん!」という方も多数いますので料金も必ず確認しましょう!
スタンバイの料金体系
スタンバイの料金体系はIndeedと同じく「クリック課金型」を採用。かんたんに説明すると有料掲載している求人が求職者に1クリックされるたびに料金が発生する、というもの。そのためスタンバイでは無駄なく広告費を運用できます。
また、その1クリックあたりのクリック単価は30円~1000円の間で調整可能です。
※Indeedは先に料金をチャージしますが、スタンバイは後払いで請求されます。
スタンバイで有料掲載すると何が起こる?
スタンバイに有料掲載することで無料掲載の求人よりも上位に優先掲載されます。スタンバイで求人を検索した際1ページ内に表示される求人の割合は以下のとおりです。
【スタンバイ・有料掲載】 | 【スタンバイ・無料掲載】 |
1ページあたり3~5件 | 1ページあたり15~20件 |
※スタンバイでは有料掲載の求人は「スポンサー」と表記されます。
またスタンバイで有料掲載されている求人の中ではクリック単価が高いものほど最初のページに登場しやすいです。ただし1ページ目に求人が掲載される=応募数が多くなるというものではないので注意しましょう。
有料掲載の設定方法
①スタンバイにログインします
②「キャンペーン」タブの「一覧」をクリック
③「掲載状況」を「掲載中」に設定。
上限CPC(クリック単価)はPC(パソコン)用とSP(スマートフォン)用でそれぞれ設定可能。
ここで入力した値は1クリックあたりの上限の料金にあたります。予算や職種に合わせて30~1000(円)の値を設定しましょう。
④日額・月額の上限を設定する。
ページの下部に「オプジョンを表示」ボタンがあるためそれをクリックすることで日額・月額の上限を設定する画面が表示されます。そして「日予算上限を設定しない」「月予算上限を設定しない」のチェックを外し予算に応じて上限の値を設定します。
【例】
★30日の月で1日からスタート/月予算3万円の場合
・日予算上限…3000(円)
・月予算上限…30000(円)
★30日の月で15日からスタート/月予算3万円の場合
・日予算上限…2000(円)
・月予算上限…30000(円)
※月予算を1ヶ月の残り日数で割っているだけなので
実際は設定したクリック単価と照らし合わせて日予算上限を設定しましょう。
他の求人検索エンジン、求人媒体とスタンバイを比較してみた

①求人・転職サイトとスタンバイを比べたら?
たとえば「リクナビNEXT、マイナビ転職、DODA」といったものが求人サイト・転職サイト(求人媒体)と呼ばれるものと比較をしてみます。
求人サイトや転職サイトだと「掲載課金型」で載せるだけで料金が発生します。プランや掲載期間の長さによって金額が変動するため、多額の費用がかかるケースもあります。しかも応募や採用といった成果が出なくても、決まった金額を支払わなければなりません。
スタンバイなら無料掲載もでき、有料掲載をしたとしても「クリック課金型※求人がクリックされるたびに課金される仕組み」なので、上手くいくと無駄なコストをかけずに、安く採用活動を行えます。コスパが良い、採用期間も短縮できる可能性がありますね。
②Indeed(インディード)とスタンバイを比べたら?
スタンバイとIndeedはどちらもクリック課金型です。ですが、スタンバイはクリック課金の下限金額が30円、Indeedはクリック課金の下限金額が15円なので、一般事務求人などクリック単価が低くても応募が来やすい求人を扱う場合はIndeedの方が安価で採用できる可能性があります。(ただクリック単価が低すぎると表示回数が増えず、結局応募が増えにくくなるケースもあるので程よく調整しましょう)
また、スタンバイはクリック課金の金額設定や広告の露出度をデバイス(パソコンかスマートフォン)ごとに調節できます。これはスタンバイのみに搭載された機能です。つまりスマホで求人を探している人に向けてクリック単価を高く設定することができます。
最後に、大きな違いとしては決済方法が違います。スタンバイは後払い、Indeedは前払いです。使った分だけ支払いたい方ならスタンバイの方が安心でしょう。Indeedだと余ってしまった金額があれば来月の採用予算、広告費としてストックできるので、どちらがお好みかで決めても良いと思います。
③求人ボックスとスタンバイを比べたら?
よく似ている求人検索エンジンの一つ、求人ボックスと比較すると…有料掲載の価格もほぼ似ているので、差はあまりありません(笑)。強いて言うなら、求人ボックスのクリック課金の下限金額が25円ということくらいです。
ただ、求人ボックスの有料掲載であれば「シンプルプラン」と「アドバンスプラン」があり、アドバンスプランにすると「1日あたり」「1ヶ月あたり」「期間指定」で細かく予算を決められます。求人のバリエーションがコロコロ変わりやすい派遣会社様や人材紹介会社様の場合は求人ボックスのアドバンスプラン(有料掲載)で小まめに運用を変えるのが得策です。
④ユーザー動向をデータで比較してみた
各アグリゲーションサイトのユーザー動向比較を調べてみました!
スタンバイ | Indeed | 求人ボックス | |
月間訪問者数 | 2,237,000人 | 28,950,000人 | 3,003,000人 |
滞在時間 | 2分8秒 | 7分41秒 | 6分27秒 |
1訪問あたりのPV | 2.74 | 8.7 | 7.84 |
直帰率 | 61.89% | 36.42% | 31.77% |
求人数 | 1300万件以上 | 3766万件以上 | 300万件以上 |
※2020年2月時点 Similarwebを元に集計
スタンバイのユーザー数はまだまだ伸びしろがありますが、求人数はかなりあるので求職者ユーザーも徐々に増えていく可能性があります。
スタンバイの効果例
大変お待たせいたしました。スタンバイの目安となる費用感や実際の効果例をご紹介します!
スタンバイ・有料掲載の費用感
2020年3月現在、スタンバイのクリック単価(CPC)の平均は「60円~100円」と言われています。
それを元にすると、例えば求人数が300件~500件の場合、「月10万~15万円」の料金が消費されるペースです。
採用が難しい職種の場合、クリック単価(CPC)は高く設定する必要があるため
求人数200件~300件程度で「月10万~15万円」の料金が消費されるペースになります。

フィットネス系求人情報サイトの運用会社の効果事例
北海道から沖縄まで全国のフィットネス系の求人約140件をスタンバイで有料掲載しました。
クリック率は2%以上、応募率も1%以上あり、かなり良い数字です。
また応募数も30件以上あるので、スタンバイの効果が出ていると言えます。
【2020年2月分集計】
また、「フィットネスサロン」と「ヨガインストラクター」の職種と分けて有料掲載の設定をしています。
こちらもクリック率は2%以上、応募率も1%以上あります。職種を分けて運用するのも有料広告運用のテクニックの1つです!
全国展開する人材派遣会社の場合
求人案件数は10000件以上!
全国各地に拠点がある人材派遣会社を16拠点分、それぞれ有料掲載の設定をしました。
いかがでしょうか。今の採用広告費に比べて、こちらの方が費用対効果が良いじゃないか!と思った方がもしいらっしゃったら、HRhackerと、この有料広告運用も手掛けているインビジョンのことをぜひ知っていただきたいです。
スタンバイに求人掲載される採用管理システム(ATS)
「スタンバイに求人掲載したいけど管理が行き届かない」
「スタンバイ以外の求人検索エンジンにも掲載したい」
そんな風にお考えの方は「採用管理システム」を利用するのがオススメです。
採用管理システムは「ATS(Applicant Tracking System)」とも呼ばれています。採用管理システムとは求人の作成から掲載、応募者の管理を1つのシステム完結できてしまうもののことです。
ちなみに「HRhacker」で求人を作成すると
- Indeed
- 求人ボックス
- スタンバイ
- Google for jobs
- キュウサク
- Careeret(キャリアジェット)
- SimplyHired
- LinkedIn(リンクトイン)
- niftyアルバイト
- HRアドプラットフォーム
のサービスに求人が掲載されます。この連携数は業界最多です!!またそれぞれの応募者もHRハッカー上でまとめて管理ができるので工数も削減できます。ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
【無料でスタートできるHRハッカーの詳細はこちら】
スタンバイで効果を上げるなら有料掲載がオススメ!
いかがだったでしょうか?最後にスタンバイの有料掲載についておさらいしましょう。
- スタンバイでは有料掲載することで求人が上位表示される
- スタンバイのCPC(クリック単価)は最低30円~最高1000円で調整可能
- スタンバイのCPC(クリック単価)の相場は60円~100円
「スタンバイのクリック単価の程よい調整がわからない」「スタンバイを運用する人員や時間が足りない」・・・そんな場合は、弊社インビジョンでもお力になれます。お気軽にご相談ください。