【2022年度版】Googleしごと検索(Google for jobs)とは何か?改めてまとめてみました

Googleしごと検索(Google for jobs)は、2019年1月から日本でサービス開始されたGoogleが展開している求人サービスです。

この記事では2021年2月時点での状況を踏まえ、Googleしごと検索を初めて聞いた方でもわかりやすく、既に活用されている方にも更に効果を伸ばしていただける内容を改めてまとめました。

詳しいことはある程度知っているので効果改善のポイントだけ知りたいという方は、こちらから対応マニュアルをダウンロードしちゃってください。

改めてGoogleしごと検索について確認したいという方は、参考になる部分もありますので、改めてイチから読んでみてください。

この記事はこんな人にオススメです!
・Googleしごと検索について詳しく知りたい
・Googleしごと検索の特徴と活用方法が知りたい
・ネット検索からの問合せを増やしたい

Googleしごと検索(Google for jobs)とは?

繰り返しになりますが、Googleしごと検索はGoogle for jobsと呼ばれ、Googleの検索結果画面に表示される求人情報データです。

具体的にはどんな機能があるのでしょうか?

こちらの実際の検索結果画面を御覧ください。

「求人」「バイト」「派遣」等、 仕事に関連するキーワード 、例えば、『中目黒 バイト』『恵比寿 カフェ 求人』『丸の内 事務 派遣』という検索結果に、求人情報に最適化された形式で表示されているのがGoogleしごと検索です。

検索一覧画面には1~3件の求人が表示され、 クリックするとこんな画面が開きます。

ただし、応募機能などはなく、採用ページや求人媒体のページへのリンクボタンが設置されています。

また、検索キーワード以外にも、業種であるカテゴリ、地域、投稿日、雇用形態、企業名でも希望の求人が探せるようになっています。

勤務地の地図なども表示されますので、Googleマップの機能に非常によく似ていますね。

Googleしごと検索の特徴は上位表示

Googleしごと検索についてみなさんが一番興味を持っていらっしゃるのは、求人系キーワードの上位に表示されることではないでしょうか。

キーワードやタイミングによって表示される場所は変わりますが、パソコン版でもスマホ版でも、リスティング広告のすぐ下に出てきます。

WEBマーケティングに力を入れている会社さんであれば、検索結果の上位表示対策であるSEOやGoogleマップでの上位表示対策のMEOに取り組まれているかもしれませんね。

検索結果の上位に出てくるということは、それだけ多くの求職者さんの目に留まる確率が上がるわけで、結果として採用ページへのアクセス数が増え、応募数も増えるということになります。

掲載方法は3つあります

よし、さっそく掲載しよう、と思っても特に申込みページが存在するわけではありません。

Googleしごと検索に掲載するには次の3つの方法があります。

  • 掲載方法1:対応している求人サイトに出稿する
  • 掲載方法2:自社の採用サイトに構造化データをアップする
  • 掲載方法3:Googleしごと検索対応のシステムを導入する

一つずつ順番にご説明します。

掲載方法1:対応している求人サイトに出稿する

ます1つ目は、Googleしごと検索に対応している求人サイトに出稿する方法です。

求人媒体自体が対応してくれているため、そこに掲載すれば自動的にGoogleしごと検索にも表示されます。目視で確認した限り、2021年2月現在対応している主なメディアは以下の通りです。

アルバイト系求人サイト

  • フロムエーナビ
  • バイトル
  • マイナビバイト
  • イーアイデム
  • マッハバイト
  • シフトワークス 他

転職系求人サイト

  • doda
  • en転職
  • マイナビ転職
  • はたらいく 他

その他求人サイト

  • はたらこねっと
  • リクナビ派遣
  • エン派遣
  • リジョブ 他

個人的に面白いなと思ったのは、WEB上に一般公開されているハローワークネットや求人ボックスの直接投稿求人も載るんですね。

ただし、この方法では求人サイトの掲載期間が終わるとGoogleしごと検索にも表示されなくなってしまうため、一般的には、次にご紹介する2か3の方法で掲載するケースがほとんどです。

掲載方法2:自社の採用サイトに構造化データをアップする

自社採用サイトをお持ちであれば、構造化データを採用ページ内に設置してマークアップすればOKです。

この説明だけで、「ああ、はいはい。そういうことね。」とピンと来た方は、こちらのGoogle開発者向けのヘルプページを見ながら作業してみてください。

「ちょっと何言ってるかわからないんですけど。。」

と思われた方へ簡単にご説明すると、構造化データというのは、Googleの検索エンジン向けに

「このページの情報はGoogleしごと検索用に作っているので、ちゃんと表示してね!」

と伝えるデータのことです。実際の構造化データはこんな感じになります。

Googleしごと検索構造化データ

構造化データは求職者が見る求人ページ上には表示されません。しかし、裏側のhtmlのソースコードにはきちんと書かれています。

つまり、このような情報を採用サイトのそれぞれの求人ページに設置していけば良いのです。

詳しくは採用ページを管理されいてる担当の方や制作会社さんに確認されてみてください。

ちなみに、Wordpressを使ってホームページを作っている企業様の場合には、構造化データを使わなくともカスタムフィールドを活用して管理画面内で設定できるようにしたり、

プラグインを導入してGoogleしごと検索に対応させる方法もあります。

掲載方法3:Googleしごと検索対応のシステムを導入する

「構造化データなんて、、そんな面倒な作業はやりたくない!」 という方におすすめなのが、Googleしごと検索に対応している採用管理システム(ATS)や採用サイト作成ツール(CMS)を使って掲載する方法です。

Googleのページでは「サードパーティの求人サイトを利用する」と説明されており、国内の主要な求人サイトシステム各社もGoogleしごと検索(Google for jobs)に対応していると発表しています。

Googleしごと検索への対応を含め今後採用サイトの強化をお考えであれば、 このタイミングでの導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、

インビジョンでは、Google しごと検索(もちろんindeed他9つの求人検索エンジンにも対応済)の採用管理システム「HRハッカー」を月1.5万円~を提供しています。

「システム導入か。。。そこまで頻繁に求人があるわけじゃないし、とりあえずGoogle対応したいんだよね。。」

という方はペライチで採用ページを作り、Googleしごと検索オプションを申し込むという方法もあります。

まずは、自社の現状に合わせた方法でGoogleしごと検索への掲載できる環境を整えましょう。

掲載料金や有料広告は?

Googleしごと検索に関するご質問で、掲載方法の次に多いのは、

「広告はあるの?料金はいくらなの?」

というものです。

広告や有料プランについてですが、

結論からお伝えしますと、ありません

あくまで無料の検索サービスのひとつとして検索結果に表示されるだけとなります。

裏を返すと、うまく活用することができれば費用を掛けずに採用サイトに多くのアクセスを集めることができます。

では、今後有料広告プランが出る可能性はあるのか?

それは・・・わかりません(笑)。

ただ、今のところGoogleのお膝元であるアメリカ本国でも広告はないので、当分はなさそうです。

このあたりは、”求人のGoogle”と呼ばれるIndeedと違うところではありますね。

他にもあるIndeedとの違い

有料広告のプランの有無以外にもIndeedとGoogleしごと検索にはいくつか違いがあります。

簡単に比較できる表にまとめましたのでこちらをご覧ください。

まず、どちらも掲載料は無料というのは共通です。

Googleしごと検索に掲載するためには採用ページが必須になりますが、Indeedは採用ページがなくても掲載できる機能があります。

また、Indeedには簡易的なホームページである会社ページ(カンパニーページ)が作れますが、Googleにはそのような機能はありません。

一言でまとめると、Googleしごと検索は採用サイトや求人ページの検索エンジンという感じですが、Indeedは従来の求人広告メディアに近いと言えるかもしれませんね。

実際の応募効果はどんなものか?

最後に、一番気になるであろうGoogleしごと検索の応募効果についてご紹介します。

こちらも結論からお伝えすると、企業によってかなり差があります。目安としては、同じ検索エンジンであるIndeedからのアクセスの10%~50%くらいでしょうか。

これまで500社以上の企業の採用サイトを預かってきたデータを見てみると、エリアや職種よりも”企業”ごとの違いがかなりあるように感じます。

これは考えてみれば当然なんですが、Googleしごと検索からのアクセス数や応募効果を増やすためには、Googleの検索結果により多く表示される必要があり、多くの方に知られていて日々検索される機会が多い企業や店舗だったり、多くのエリアで様々な求人を掲載している企業ほど検索でヒットされやすくなります。

つまり、GoogleのSEO対策と同じ考え方で求人ページの地道な改善が必要になります。

Googleしごと検索からの訪問者数は、Googleアナリティクスではgoogle_jobs_apply / organicと表記されるので、まずは自社の採用サイトにどのくらいのアクセスがあるか確認した上で、色々と改善をされることをオススメ致します。

実際、改善に成功した会社さんは年間で数百件の応募を獲得している事例もありますので、取り組んでいただく価値は十分あると思います。

まずは7つの事から始めよう

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 IndeedのCMで 「仕事探しにサーチあれ」 という印象的なキャッチコピーがありますが、これからは検索エンジンで仕事探しをするのが当たり前の世の中になりつつあります。 同時にSNSを通じて会社や仕事の評判が誰でも簡単に発信・確認できるようにもなりました。

すると、今までのように求人広告に掲載する、エージェントに依頼するというだけではなく、企業側も自社のメディアを通じて継続的に情報発信をしていく必要があります。そうしないと、求職者に見てもらうことすらできなくなってしまうかもしれません。

こういった情報発信の仕組みを作るためには、人事の方はもちろん、マーケティングや広報、システム担当など部署を横断した、できれば経営者の方も参加して「採用プロジェクトチーム」を作る事をオススメします。

そして何より、働くスタッフが幸せを感じられるような「本物の良い会社」を作り、企業理念やビジョン、自社の強みや社風を言語化して積極的に社内・社外へ発信していきます。当たり前ではあるけれど、それが採用成功への一番の近道です。

まず何から始めれば良いのだろう?

と迷われていらっしゃるようであれば、Googleしごと検索の効果改善のために最低限やっておきたい7つのポイントをまとめましたので、こちらの資料をご活用してみてください。

御社の採用にもサーチあれ(笑)

石井 雄太郎

●インビジョン株式会社 取締役CCO
個人として立ち上げ間もないベンチャー企業から人材派遣会社・大手上場企業に至るまで7000社以上のあらゆる規模・業種の企業への人材採用提案・コンサル実績があります。

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